出雲玉造遺跡
玉造は温泉で有名だが、縄文から古墳時代末期にかけての
玉造の工房跡があったところだ。
今回はスケジュールに入れていなかったが、
荒神谷遺跡への通り道だったので立ち寄った。
史跡公園として整備されていて、朝露の降りた園内を歩くと
はるか古代人がここで勾玉や環を作っていたことが空想でき、
いい感じである。
ただ、遠景に旅館街のビルが目に入るのが難点である。
公園には資料館が併設されていて、小さいながらも
充実した展示がされている。
資料館で玉造の年表が掲げてあったのを見ると
玉の装飾品としての流行は、大化の改新を前後して廃れていくようだ。
玉というシャーマニズム的なものが仏教の普及とともに廃れたということと
勝手に解釈したりする。
展示品の玉のネックレスを写したが、満足な加工道具のない時代に
よくもまあこれだけのものを作ったものだと感心する。
この記事へのコメント
写真の勾玉はめのうですね。くすんだ緑は滑石だと思います。同じ青い石でも漢字では「碧」「翠」と区別して奥が深いですね。
道路からのアクセスもいいのでお母さんも行けると思いますよ。