ヨーロッパ的風景の中国 (中国東北部自転車ツアー/2007.8.15)
やっと太陽が出てきた。
長い下り坂を快調に飛ばし、牡丹江へと向かう。
こちらに来てから、
時々、イメージがヨーロッパの農村風景とラップするところがあり
なぜかなあと考えていた。
たとえば、これは牡丹江郊外の一農村だが、
スペインの片田舎の集落といっても別におかしくない。
地形が日本と違う、広大な丘陵地形であること。
水田と違って、畑地であること。
作物に、とうもろこしやヒマワリが見れること。
屋根瓦がオレンジ色であること。
こんなことが、ヨーロッパのスペインやイタリアの
丘陵地帯のイメージとラップするところなのだろう。
風景というものは、そこに住んでいる人が作るものであるとすれば
おそらく、その地の文化というものが大きく影響するだろう。
確かに、このあたりはロシアが建設した
ヨーロッパへ続く、かつての東清鉄道の沿線であるから
遠く離れた、ヨーロッパの文化が
この辺境の地まで、わずかに潜在しているのかもしれない。
そんなことを思いながら
かつての東清鉄道の結節点である
牡丹江を目指す。
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