迷宮都市フェズの魅力 どこまでも続く迷路 (2019モロッコ紀行§10)
この街の魅力はなんといっても、どこまでも続く迷路だろう。

それも同じものがひとつとない個性ある迷路が続く。

通路の両側は家屋の壁が迫り、壁が傾くのをつっかいをして支えているところもある。

通りから分岐する一人だけやっと通れる道はたぶん奥にある居住区への道だ。

これは、市場の通りなのだが、強い日差しが差し込んでいる。
よく観察すると、ひさしが両側から張り出しているが、いかにもアラビア風の装飾があり、まるでハリーポッターが魔法の道具をそろえるために出かけた市場の風景のようである。

トンネル状になった通路の上は、居住区なのだろう。これは強い日差しを遮ることにもなり、通行者にとってもありがたい。

なにか奥のほうに明かりが見えるが、こんなところへは部外者はちょっと怖くて入れない。

迷宮都市の迷路を巡りながら思ったのは、「アリババと40人の盗賊」というイスラムのお伽噺。盗賊がアリババの家に目印をつけるが、賢い侍女があちこちの家に同じ目印を付けたものだから、わからなくなってしまうというものだ。
迷宮都市の路地は、1つとして同じものはないのだが、よそ者にとって、同じように見えて迷ってしまう。そうだ、あまりにも風景の情報量が多すぎると、人は混乱して迷ってしまうのだ。

アリババと40人の盗賊 (馬場のぼるの絵本)

それも同じものがひとつとない個性ある迷路が続く。

通路の両側は家屋の壁が迫り、壁が傾くのをつっかいをして支えているところもある。

通りから分岐する一人だけやっと通れる道はたぶん奥にある居住区への道だ。

これは、市場の通りなのだが、強い日差しが差し込んでいる。
よく観察すると、ひさしが両側から張り出しているが、いかにもアラビア風の装飾があり、まるでハリーポッターが魔法の道具をそろえるために出かけた市場の風景のようである。

トンネル状になった通路の上は、居住区なのだろう。これは強い日差しを遮ることにもなり、通行者にとってもありがたい。

なにか奥のほうに明かりが見えるが、こんなところへは部外者はちょっと怖くて入れない。

迷宮都市の迷路を巡りながら思ったのは、「アリババと40人の盗賊」というイスラムのお伽噺。盗賊がアリババの家に目印をつけるが、賢い侍女があちこちの家に同じ目印を付けたものだから、わからなくなってしまうというものだ。
迷宮都市の路地は、1つとして同じものはないのだが、よそ者にとって、同じように見えて迷ってしまう。そうだ、あまりにも風景の情報量が多すぎると、人は混乱して迷ってしまうのだ。

アリババと40人の盗賊 (馬場のぼるの絵本)
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