アトラスを越えサハラへ(2019モロッコ紀行§16)
フェズからサハラ砂漠へは中アトラス、上アトラス、アンティアトラスの3つの山脈を越えていく。
この3つの山脈があることにより、地中海側はサハラからの熱を遮ることができている。
これらの山脈はプレートテクニクスによる造山運動が3期にわたり作ったものである。
フェズからしばらくは森林地帯を登って行く。
途中、イフレンという高原都市に立ち寄る。
標高1600mの高地にあるため避暑地になっていて、冬はスキー場もある。
まるでヨーロッパ風の街並みである。


ちょうど駅伝大会が開かれていて、大学のブラスバンドがパレードしていた。

中アトラスを越えると、一面の茶色の大地が広がる。
はるか向こうには、これから越えていく大アトラスが見える。

大アトラスの登り口にあるミデルトに立ち寄る。こじんまりした街だが、付近からいろんなものが集積するのだろう。

街角で化石売りのおっさんからアンモナイトの化石を買う。結構大きいアンモナイトだったが、日本円1000円しかないというと半分喜んで譲ってくれる。値段があって無いようなものだ。モノの値段なんて、売り手と買い手が合意すれば、石ころでも値段がつくというものだというのを体感する。しかし、彼は日本円をうまくディルハムに両替できるのだろうか。
昼飯はマスの焼いたものが出た。こんな乾燥地でマスにありつけるとは考えもしなかったが、アトラスからの地下水でたぶん養殖でもしているのかもしれない。

街を出ると道路は高度を上げていく。ふりかえると、はるか下に昼飯を食べたミデルトが見える。こうして見るとあたり一面は灌木がぱらぱら生えるステップである。

ある程度高度が上がると、高原地帯になり、これまた荒涼たるステップに羊が放牧されていたりする。
昔、行ったモンゴルの高原に似ている。ところどころ緑があるのは小さなオアシスのようなものがあるのだろう。

高原地帯から、渓谷にさしかかる。川幅は広いがわずかな水が流れているだけである。

浸食された谷の崖には、堆積岩の地層が面白いように見て取れる。


道路は渓谷に沿ってさらに高度を上げ、アトラスを越えていく。

この3つの山脈があることにより、地中海側はサハラからの熱を遮ることができている。
これらの山脈はプレートテクニクスによる造山運動が3期にわたり作ったものである。
フェズからしばらくは森林地帯を登って行く。
途中、イフレンという高原都市に立ち寄る。
標高1600mの高地にあるため避暑地になっていて、冬はスキー場もある。
まるでヨーロッパ風の街並みである。


ちょうど駅伝大会が開かれていて、大学のブラスバンドがパレードしていた。

中アトラスを越えると、一面の茶色の大地が広がる。
はるか向こうには、これから越えていく大アトラスが見える。

大アトラスの登り口にあるミデルトに立ち寄る。こじんまりした街だが、付近からいろんなものが集積するのだろう。

街角で化石売りのおっさんからアンモナイトの化石を買う。結構大きいアンモナイトだったが、日本円1000円しかないというと半分喜んで譲ってくれる。値段があって無いようなものだ。モノの値段なんて、売り手と買い手が合意すれば、石ころでも値段がつくというものだというのを体感する。しかし、彼は日本円をうまくディルハムに両替できるのだろうか。
昼飯はマスの焼いたものが出た。こんな乾燥地でマスにありつけるとは考えもしなかったが、アトラスからの地下水でたぶん養殖でもしているのかもしれない。

街を出ると道路は高度を上げていく。ふりかえると、はるか下に昼飯を食べたミデルトが見える。こうして見るとあたり一面は灌木がぱらぱら生えるステップである。

ある程度高度が上がると、高原地帯になり、これまた荒涼たるステップに羊が放牧されていたりする。
昔、行ったモンゴルの高原に似ている。ところどころ緑があるのは小さなオアシスのようなものがあるのだろう。

高原地帯から、渓谷にさしかかる。川幅は広いがわずかな水が流れているだけである。

浸食された谷の崖には、堆積岩の地層が面白いように見て取れる。


道路は渓谷に沿ってさらに高度を上げ、アトラスを越えていく。

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