青木繫「海の幸」が描かれた家 布良海岸 小谷家 (2022 相模・安房 黒潮紀行)

今回の旅の目的地の1つに布良海岸があった。 それは、詩人高田敏子の「布良海岸」の土地を訪ねるためであった。 事前に調べていると、青木繁が「海の幸」を描いたのも布良の地であることがわかった。 布良の小谷家に滞在して描いたという。 しかし、小谷家の開館日は土・日曜らしく、訪れたのは平日だったので外観だけでも見ようと思っていた…
コメント:0

続きを読むread more

鯨資料館「勇魚文庫」を見学して、鯨を食べる (2022 相模・安房 黒潮紀行)

今回の旅の目的の一つに、「鯨を食べる」というのがある。 現在、日本で捕鯨基地があるのは3か所しかなく、その一つが房州和田浦である。 館山から和田浦を目指す。 途中の白渚海岸、5kmほどの長い砂浜である。 台風の影響で太平洋から大波が打ち寄せて、その波しぶきで遠くが霞んでいる。 サーフスポットらしいが、さすがに勇敢なサー…
コメント:0

続きを読むread more

「根府川の海」という詩 (茨木のり子)

またまた、詩集を読んでいる。 今回の旅行の目的の1つに根府川駅に降り立つというのがあって、その元になったのは茨木のり子の「根府川の海」という詩である。 茨木のり子の「六月」という詩はまだ30代のころの私をドイツにいざなってくれた詩である。 六月 どこかに美しい村はないか 一日の仕事の…
コメント:0

続きを読むread more

夫と妻の定年人生学(吉武輝子)

昭和62年に書かれた本であるが、いまでも十分通用する内容。 男の定年は、名刺から肩書が消える日である。 筆者の父は大手銀行の支店長であったが、退職後、鬱になり1年後に自殺する。 筆者がまだ24歳の時のこの事件が、この本を書くきっかけになったのかもしれないが、筆者の夫も、また近所の夫連中も退職し、ご近所界隈を不機嫌通りと呼ぶよう…
コメント:0

続きを読むread more

松尾芭蕉 おくの細道(長谷川櫂)100分de名著

芭蕉は元禄7年に亡くなるが、 古池の句から8年、 みちのくの旅から5年後のことであった。 その8年は芭蕉にとって豊饒な歳月だった。 伝 芭蕉翁 椿杖 大津義仲寺2015.7撮影 朝日俳壇選者、きごさい運営者である俳人による「おくの細道」解説。 芭蕉が俳諧に新たな世界「かるみ」をもたらした旅を解説する。 …
コメント:0

続きを読むread more

世界でいちばん貧しい大統領からきみへ (くさばよしみ)

前ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカをインタビューして綴った大人向けの絵本。 貧乏とは無限に多くを必要とし、もっと欲しがること。(アイマラ民族の教え) 君が何かを買うとき、君はそのお金を得るために費やした時間で買っている。 50年前私たちは富を平等に分配することで 世界を改善できると考えていた。 イデオロギー…
コメント:0

続きを読むread more

「布良海岸」という詩 (高田敏子)

ずっと昔、まだ高校生の夏休みが終わるころ。 深夜放送だったと思う。 詩の朗読があって、その詩はうろ覚えだったが、なぜか印象に残り、 「夏の終わりの海で一人で泳いで、切り通しの道を帰りながら、私の夏が終わった」 という内容だった。 海岸の名は「めら」 まだ、インターネットもグーグルもない時代。 誰の詩なの…
コメント:0

続きを読むread more

龍の歯医者

なんかよくわからないタイトルのアニメであるが、2017年にNHKBSで放映された。 ウクライナやらコロナで、なにか思い出し再度見てしまう。 戦争に絡んだストーリーで、空を飛ぶ龍とその歯を虫歯から守っている技術集団「龍の歯医者」を中心に物語が展開する。 龍は守護神のようであるが、それは人間(国家)により操られている。 龍は…
コメント:0

続きを読むread more

山下清展に行く

神戸ファッション美術館で山下清が開かれているので見に行く。 「長岡の花火」がよく知られているが、実物はどんなものか楽しみであった。 生誕100年回想展というだけあって、幼年期の絵から遺作となった東海道五十三次まで200点余りの作品が年代順に並んでいる。 作品のそばには、詳しい解説や山下清そのものの解説が添えられていてな…
コメント:0

続きを読むread more

シン・ウルトラマンを見てきた

庵野秀明のウルトラマンということで、見に行かないわけにはいかない。 現れたタイトルロゴは、シンゴジラがウルトラQみたいになって、空想特撮映画のテロップ付で冒頭から心憎い演出。 これは庵野秀明版ウルトラマン解説といっていい。 スペシウム光線とは何か。 怪獣はなぜ日本ばかりに現れるのか。 ウルトラマ…
コメント:0

続きを読むread more

三体(劉慈欣)

かのオバマ元大統領も夢中になったという、中国のベストセラーSF。 タイトルの三体とは何か? 天体力学の「三体問題」の三体である。 3つの天体が互いに影響を及ぼしながら運動するが、その運動式は解けないことが証明されている。 書き出しの表題はカールセーガンの「沈黙の春」であり、文化大革命の粛清の場面から始まるというのも壮大…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

その食べ物、偽物です!。(ラリー・オルムステッド)

「神戸ビーフ」の記事があったので、この本を読み始めたのだが、おりしも熊本県産のアサリ偽装事件が世間を賑わしてしまった。 なんと同じようなことが全世界的にあるのだ。 筆者はアメリカのジャーナリストで料理研究家なのだが、世界各地で起こっている「偽物の食べ物」を暴いている。 まず「神戸ビーフ」はアメリカの美食でも持てはやされているの…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

シリコンバレー式超ライフハック(デイヴ・アスブリー)

ライフハックとは聞きなれない言葉だが、 「科学的知見をもとに身体をコントロールすること」とでも言うのだろうか。 タイトルからしてちょっと胡散臭さも漂うが、読んでみる。 幸福とは 仕事と人生から得られる本当の醍醐味は、日々の歩みの中に、人との出会いやつながりの中に、 他者に対する貢献の中にある価値なのだ。 ゴー…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

大阪アースダイバー (中沢新一)

大阪人にある思想を含めて、大阪の成立過程を解明するためのよき参考書、指南書となる。 八十島のナニワ 淀川の河口に出来た数多くの砂州の上に、無縁の人々が集まり、商品を交換し、もうけが発生する。商人は人と物を無縁にする原理に従って生きようとした最初の近代人である。古代人の共同体にとってはそれを破壊する者として危険視された。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

人口減少時代の土地問題 (吉原祥子)

相続が出来ていなかった土地や家屋が、所有者不明となって社会活動の障害になっている。 その現状をわかりやすくとりまとめ、その原因、解決への糸口をまとめている。 #人口減少時代 #地籍調査 土地所有者不明の問題が顕在化しなかった原因 問題が目に見えにくい。権利の放置は、登記簿と実際の所有状況を照合するまでわからない。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

世界の辺境とハードボイルド室町時代(高野秀行+清水克行)

まず、タイトルが、なんだか村上春樹の作品名を合体したみたいで手に取ってしまう。(出版社の戦略?) 中世の歴史学者と辺境冒険家(こんな職業があるのか)の対談集。 まだ、世界には資本主義に侵されていないような辺境があって、 そこの社会を見るとまるで日本の中世室町時代の社会を見るようだという内容。 まあ、対談なので散発的に話題…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

55歳からのハローライフ (村上龍)

タイトルはハローワークではなくハローライフ。 一線の仕事を退いた人たち、そんなに幸せでもなく、悩みを抱え、 しかし生きていくために、次のステップを踏み出そうとする人々を描いている。 生きていくことは大変なことが多いけど、それを折り合いをつけて生きていく。 たとえ、夫婦や親子でも、その人固有の時間というものがあって、 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

生きがいとは

生きがいというのは、 「生きていくのに値すると自分で感じられるもの」や、 「生きている喜びや幸福感を得られること」を 指すわけで 他人に 「私は今後、これを生きがいとしていくつもりだ」 と宣言する必要はない。 立派な生きがいを持たねばと思う必要はなく、 極端な話、 お買い物が楽しければ生きがいであるし、 ジョッキ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

国境のない生き方 (ヤマザキマリ)

この本を読むまでは、ヤマザキマリさんはテルマエ・ロマエでしか知らなかった。 ヤマザキさんの自叙伝的な読み物で大変読みやすいし、面白い。 彼女のベースにあるのは、少女時代からの膨大な読書と少女時代の北海道の自然だと思う。 それと14歳の時の欧州一人旅が彼女の人生を決定づけている。 なかなかすごい自由人だと思う。 暮し…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more